血の染み付いた手帳
しがない傭兵が偽りの島で過ごした日々の記録
![]() (11/09)
(10/18)
(07/16)
(06/15)
(06/15) |
|
02090958 | [PR] |
12062324 | Day26 -夜宴- |
-0-
遺跡外、その片隅にある小さな酒場。カウンター席に腰掛けて、恭平は酒を喉に流し込んでいた。
久方ぶりの外。季節は秋から冬へと移ろおうとしている。
遺跡に一度潜れば、長い間、外に出ることはかなわない。
以前はこの酒場も存在していなかった。噂に寄れば、遺跡を目当てにやってきた冒険者の経営する店。
賑やかな海賊や、調子のいい冒険者、血の臭いを身にまとわりつかせた男、など、多種多様な人間が利用する。
中には、人ですらないものも――それは、遺跡に来る冒険者の特徴の一つでもあった。
彼らが、どこから来て、何を望むのか。そんなことは、恭平の知ったことではない。
酒の席でそのようなことを考えるのも、無粋というものであろう。
度数の高い火酒を選んで、既にグラスを重ねているにも関わらず、今日は酔えそうにもなかった。
店内を探る感覚の糸。
店内の客によるものではない。店の近く、息を潜めて待つ者が、一人。
それが恭平の神経を刺激する。
騒いでいる他の冒険者たちも気付いてはいるのだろう。
その状況下でどう行動するかは、性格によるところが大きい。
「なんだ、もう帰るのかい?」
グラスを空にし、PSをカウンターに置いて立ち上がる恭平を見て、店員が問いかけた。
「……ああ。また、来るさ」
軽く応じて、恭平は踵を返す。ジャケットをはおり、外へ。
人の喧騒と、暖炉の火とで暖められた店内から一歩踏み出すと、冷たい風が吹きすさんでいた。
-1-
酒場の入り口を背にして、薄暗い路地裏を歩く。
酒が入っている為か身体は温かいが、酩酊感もなく、足取りが乱れることもない。
――それほどに酔った経験が、そもそも恭平にはないのだが。
そんな恭平に向けられた視線。
薄く漂う硝煙の臭い。「気付け」といわんばかりに、放たれた気配。
何者かが発するそれらのメッセージを無視して、恭平は足を進めた。
うなじにチリチリとした感覚。
危険信号――距離は遠い。相手は、飛び道具を有している。
だが、危険とも感じられない。
矛盾した感覚――問題はこちらではなく、相手にある。
「……」
恭平の足元で、鉛弾が跳ねた。
乾いた銃声。
路地にまで漏れる酒場の喧騒にかき消されるほど、か細い。
民家の石壁で跳弾した鉛玉は恭平の足元の石畳を叩き、再び跳ねて闇に消えた。
それにもかまわず、怯えて唸る犬の声を背に、路地の角を曲がる。
肩透かしを食らったように、戸惑う気配。
後を、追ってくる。
「……嫌な、夜だ」
いくつかの路地を曲がって、石壁に背を預けると恭平は静かに目を閉じた。
-2-
恭平の横を通り過ぎたタキシード姿の男が、足を止めた。
懐に手を入れ、それを抜き放ち、無造作に背後へと向けた。
破裂音。
背後へと伸ばされた腕に握られた小銃から、硝煙がのぼった。
扉から背を離して歩き始めた恭平の耳元を、銃弾が掠め去っていく。
恭平は足を止め、無感動な面持ちで相手を見た。
あたらないと分かっている弾に、怯える心など持ち合わせてはいない。
次の瞬間、男が動いた。
前方に身を投げ出しながら、後方を振り返り、あてるという明確な意思を持って引き金を引いた。
銃口と恭平の頭とが、点と点で結ばれる。正確に引かれた死線。
その線に沿って、恭平は短剣を振りぬいた。
甲高い衝撃音。
短剣の腹に流された銃弾は、恭平の頭を小さく逸れて背後の街路樹に穴を穿った。
完全に振り向いて着地を決めた男が、恭平を見やって小首を傾げている。
それから、肩をすくめ、銃をこちらに向けた。
言外に――かかってこないのか――という意思表示。
「ずいぶんと前から、着いてきていたな……何用だ」
男のジェスチャーを完全に無視し、恭平が問い返した。
「貴方の力をこの身で確かめたい。という答えでは酔狂でしょうか」
男は喉の奥で、クク、と笑い、答えた。
恭平はそれを聞いて、一度は抜いた短剣を鞘に収めた。
「……それに応じる、理由はないな」
そのまま、男へと向かって歩き始めた。その視線は男を見てはいない。
何事もなく、男の横を通り過ぎる。
「応じていただけないのであれば、そうですね――」
さらに恭平が数歩足を進めたところで、男が言った。
「あなたに関わったものを一人ずつ始末する、というのはどうでしょう」
楽しそうに、喉の奥で男は笑う。
「まずは……セリーズ=L=ミーティアという娘からでも」
ぶつけられた視線と、投げかけられた言葉に、恭平の足が完全に止まった。
首だけを動かして、振り返る。
男を捉えるその眼が、獲物を狙う鷹のように細められた。
-3-
相手に応じる気がないのであれば、と来た道へ振り返った男の目が見開かれた。
見開かれた男の眼前に、恭平の顔がある。
男の注意が恭平から逸れるのと同時に石畳を蹴り、壁を蹴って降り立ったのだ。
振り返り始めてから、それを終えるまで――瞬くほどの間である。
既に短剣を抜き放ち、再び臨戦態勢にある恭平を見て、男が不思議な表情をした。
――この状況を、喜んでいる。
着地の衝撃を吸収するために足をたわませ、それをバネに一撃を放とうと恭平が力を込める。
それに向かって、ライフル銃を構えた手を、詫びるように男は掲げてみせた。
「詫びは、無粋か」
男と恭平の視線が交錯する。
恭平の視線に含まれた冷たい怒気を感じて、男が飛び退った。
バネを開放して、恭平がそれにすがりつき、短剣を一閃させる。
いまだ差し出されたままのライフルを握った手ではなく、小銃を握る逆手を狙った一撃。
――フェイント
小銃の台尻で受け止められようとしていた一撃が、途中で軌道を変えて男の喉元に迫った。
それを予期していたのか、ライフルの銃身を跳ね上げて、男はそれを防ぐ。
短剣の刃と銃身とがぶつかりあって、耳障りな音をたてた。
刃が銃身に食い込むことも構わず、恭平はそのまま短剣を振りぬいた。
力の拮抗が崩れ、ライフル銃が弾かれる。
それにとどまらず、短剣の刃は男の肩を撫で切っていた。
男の動きが止まる。
恭平は追撃を仕掛けようと動き、それを止めて背後へと飛び、距離を置いていた。
手ごたえはあった。
しかし、刃に血の一滴もついていないのはどういうことか。
「――あなたの能力が……衰えたことはは聞きましたが、
それどころか、かつて私が……精度が上がっているようですね」
男の言葉が恭平の耳に届いた。
狭い路地裏を吹き抜ける風の音に、そのいくつかはかき消されて。
真意が伝わらなかったことを悟り、男が苦笑する。
「――今のは避けるつもりだったのですが、ね」
告げる男の押さえた肩で、与えたばかりの傷跡が縫い合わされるように蠢いてみえた。
-4-
恭平は意識を集中させる。この男、何をしでかすか分からない。
「しかし……、狂兵そのもの……」
傷の修復具合を確かめるように、男が腕を動かしてみせた。
「そんなにあの娘が気にかかりますか?
煩わしがってると見ていたのですがね」
言い放つと同時、男は銃を構え、民家の屋根を狙って発砲した。
撃つと同時、銃身を回転させて再装填――連射。
銃弾に打ち砕かれた屋根が、瓦礫の雨と化して恭平に降り注ぐ。
躊躇せず雨の中へ、恭平は身を躍らせた。
地面を蹴りながら、瓦礫の着地点を割り出し、最小のルートを選択する。
どうしても避けきれない礫片は、その腕で強引に払いのけた。
一呼吸の間に、男との距離を詰め、剣先でその急所を狙う。
男が口の端に笑みを浮かべた。
銃口をもたげ、照準を恭平に合わせる。
その指を引き金にかけ、次の瞬間――銃を手放した。
突き出される短剣にその身を晒すように一歩、前へ出る。
その背後で、地面に落ちた銃が、乾いた音をたてた。
「……紛い物の、殺気。……お前は何がしたい」
両の手をあげる男の胸に、恭平の短剣が触れている。
男は楽しげに、朗々と語りだした。
-5-
「……なぜ、俺に?」
短剣をすでに収めた恭平は、静かな目で完全の男を値踏みするように見た。
「何故でしょうね? 私にも分かりません……」
男は目を伏せてかぶりを振り、それから恭平の視線を正面から受け止めた。
「ただ……人間の中に友を持つなら、貴方のような人がいいと思ったのだと思います。
セリーズのために殺意を見せたあなたが、と」
言葉を選ぶように、そう告げる。
苦味を含んだ言葉。
その目はまた、地面に向けられて、伏せられている。
「……ふん。勝手なことを……」
それ以上、男が言葉を発しないと確かめてから、恭平は踵を返した。
自分の寝床へと向かって、歩き出す。
「……アトリエで待つ、と伝えておけ」
背中ごしに男へと向けて放った言葉は、聞こえていただろうか。
将来の明るい話題――得意ではない。
だが、それを軽々しくあしらうほどに、無粋でもない。
今頃、あの娘は、遺跡の中で夜を迎えているのだろうか。
ふと思い――思ったことも忘れて、恭平は夜闇に紛れていった。
遺跡外、その片隅にある小さな酒場。カウンター席に腰掛けて、恭平は酒を喉に流し込んでいた。
久方ぶりの外。季節は秋から冬へと移ろおうとしている。
遺跡に一度潜れば、長い間、外に出ることはかなわない。
以前はこの酒場も存在していなかった。噂に寄れば、遺跡を目当てにやってきた冒険者の経営する店。
賑やかな海賊や、調子のいい冒険者、血の臭いを身にまとわりつかせた男、など、多種多様な人間が利用する。
中には、人ですらないものも――それは、遺跡に来る冒険者の特徴の一つでもあった。
彼らが、どこから来て、何を望むのか。そんなことは、恭平の知ったことではない。
酒の席でそのようなことを考えるのも、無粋というものであろう。
度数の高い火酒を選んで、既にグラスを重ねているにも関わらず、今日は酔えそうにもなかった。
店内を探る感覚の糸。
店内の客によるものではない。店の近く、息を潜めて待つ者が、一人。
それが恭平の神経を刺激する。
騒いでいる他の冒険者たちも気付いてはいるのだろう。
その状況下でどう行動するかは、性格によるところが大きい。
「なんだ、もう帰るのかい?」
グラスを空にし、PSをカウンターに置いて立ち上がる恭平を見て、店員が問いかけた。
「……ああ。また、来るさ」
軽く応じて、恭平は踵を返す。ジャケットをはおり、外へ。
人の喧騒と、暖炉の火とで暖められた店内から一歩踏み出すと、冷たい風が吹きすさんでいた。
-1-
酒場の入り口を背にして、薄暗い路地裏を歩く。
酒が入っている為か身体は温かいが、酩酊感もなく、足取りが乱れることもない。
――それほどに酔った経験が、そもそも恭平にはないのだが。
そんな恭平に向けられた視線。
薄く漂う硝煙の臭い。「気付け」といわんばかりに、放たれた気配。
何者かが発するそれらのメッセージを無視して、恭平は足を進めた。
うなじにチリチリとした感覚。
危険信号――距離は遠い。相手は、飛び道具を有している。
だが、危険とも感じられない。
矛盾した感覚――問題はこちらではなく、相手にある。
「……」
恭平の足元で、鉛弾が跳ねた。
乾いた銃声。
路地にまで漏れる酒場の喧騒にかき消されるほど、か細い。
民家の石壁で跳弾した鉛玉は恭平の足元の石畳を叩き、再び跳ねて闇に消えた。
それにもかまわず、怯えて唸る犬の声を背に、路地の角を曲がる。
肩透かしを食らったように、戸惑う気配。
後を、追ってくる。
「……嫌な、夜だ」
いくつかの路地を曲がって、石壁に背を預けると恭平は静かに目を閉じた。
-2-
恭平の横を通り過ぎたタキシード姿の男が、足を止めた。
懐に手を入れ、それを抜き放ち、無造作に背後へと向けた。
破裂音。
背後へと伸ばされた腕に握られた小銃から、硝煙がのぼった。
扉から背を離して歩き始めた恭平の耳元を、銃弾が掠め去っていく。
恭平は足を止め、無感動な面持ちで相手を見た。
あたらないと分かっている弾に、怯える心など持ち合わせてはいない。
次の瞬間、男が動いた。
前方に身を投げ出しながら、後方を振り返り、あてるという明確な意思を持って引き金を引いた。
銃口と恭平の頭とが、点と点で結ばれる。正確に引かれた死線。
その線に沿って、恭平は短剣を振りぬいた。
甲高い衝撃音。
短剣の腹に流された銃弾は、恭平の頭を小さく逸れて背後の街路樹に穴を穿った。
完全に振り向いて着地を決めた男が、恭平を見やって小首を傾げている。
それから、肩をすくめ、銃をこちらに向けた。
言外に――かかってこないのか――という意思表示。
「ずいぶんと前から、着いてきていたな……何用だ」
男のジェスチャーを完全に無視し、恭平が問い返した。
「貴方の力をこの身で確かめたい。という答えでは酔狂でしょうか」
男は喉の奥で、クク、と笑い、答えた。
恭平はそれを聞いて、一度は抜いた短剣を鞘に収めた。
「……それに応じる、理由はないな」
そのまま、男へと向かって歩き始めた。その視線は男を見てはいない。
何事もなく、男の横を通り過ぎる。
「応じていただけないのであれば、そうですね――」
さらに恭平が数歩足を進めたところで、男が言った。
「あなたに関わったものを一人ずつ始末する、というのはどうでしょう」
楽しそうに、喉の奥で男は笑う。
「まずは……セリーズ=L=ミーティアという娘からでも」
ぶつけられた視線と、投げかけられた言葉に、恭平の足が完全に止まった。
首だけを動かして、振り返る。
男を捉えるその眼が、獲物を狙う鷹のように細められた。
-3-
相手に応じる気がないのであれば、と来た道へ振り返った男の目が見開かれた。
見開かれた男の眼前に、恭平の顔がある。
男の注意が恭平から逸れるのと同時に石畳を蹴り、壁を蹴って降り立ったのだ。
振り返り始めてから、それを終えるまで――瞬くほどの間である。
既に短剣を抜き放ち、再び臨戦態勢にある恭平を見て、男が不思議な表情をした。
――この状況を、喜んでいる。
着地の衝撃を吸収するために足をたわませ、それをバネに一撃を放とうと恭平が力を込める。
それに向かって、ライフル銃を構えた手を、詫びるように男は掲げてみせた。
「詫びは、無粋か」
男と恭平の視線が交錯する。
恭平の視線に含まれた冷たい怒気を感じて、男が飛び退った。
バネを開放して、恭平がそれにすがりつき、短剣を一閃させる。
いまだ差し出されたままのライフルを握った手ではなく、小銃を握る逆手を狙った一撃。
――フェイント
小銃の台尻で受け止められようとしていた一撃が、途中で軌道を変えて男の喉元に迫った。
それを予期していたのか、ライフルの銃身を跳ね上げて、男はそれを防ぐ。
短剣の刃と銃身とがぶつかりあって、耳障りな音をたてた。
刃が銃身に食い込むことも構わず、恭平はそのまま短剣を振りぬいた。
力の拮抗が崩れ、ライフル銃が弾かれる。
それにとどまらず、短剣の刃は男の肩を撫で切っていた。
男の動きが止まる。
恭平は追撃を仕掛けようと動き、それを止めて背後へと飛び、距離を置いていた。
手ごたえはあった。
しかし、刃に血の一滴もついていないのはどういうことか。
「――あなたの能力が……衰えたことはは聞きましたが、
それどころか、かつて私が……精度が上がっているようですね」
男の言葉が恭平の耳に届いた。
狭い路地裏を吹き抜ける風の音に、そのいくつかはかき消されて。
真意が伝わらなかったことを悟り、男が苦笑する。
「――今のは避けるつもりだったのですが、ね」
告げる男の押さえた肩で、与えたばかりの傷跡が縫い合わされるように蠢いてみえた。
-4-
恭平は意識を集中させる。この男、何をしでかすか分からない。
「しかし……、狂兵そのもの……」
傷の修復具合を確かめるように、男が腕を動かしてみせた。
「そんなにあの娘が気にかかりますか?
煩わしがってると見ていたのですがね」
言い放つと同時、男は銃を構え、民家の屋根を狙って発砲した。
撃つと同時、銃身を回転させて再装填――連射。
銃弾に打ち砕かれた屋根が、瓦礫の雨と化して恭平に降り注ぐ。
躊躇せず雨の中へ、恭平は身を躍らせた。
地面を蹴りながら、瓦礫の着地点を割り出し、最小のルートを選択する。
どうしても避けきれない礫片は、その腕で強引に払いのけた。
一呼吸の間に、男との距離を詰め、剣先でその急所を狙う。
男が口の端に笑みを浮かべた。
銃口をもたげ、照準を恭平に合わせる。
その指を引き金にかけ、次の瞬間――銃を手放した。
突き出される短剣にその身を晒すように一歩、前へ出る。
その背後で、地面に落ちた銃が、乾いた音をたてた。
「……紛い物の、殺気。……お前は何がしたい」
両の手をあげる男の胸に、恭平の短剣が触れている。
男は楽しげに、朗々と語りだした。
-5-
「……なぜ、俺に?」
短剣をすでに収めた恭平は、静かな目で完全の男を値踏みするように見た。
「何故でしょうね? 私にも分かりません……」
男は目を伏せてかぶりを振り、それから恭平の視線を正面から受け止めた。
「ただ……人間の中に友を持つなら、貴方のような人がいいと思ったのだと思います。
セリーズのために殺意を見せたあなたが、と」
言葉を選ぶように、そう告げる。
苦味を含んだ言葉。
その目はまた、地面に向けられて、伏せられている。
「……ふん。勝手なことを……」
それ以上、男が言葉を発しないと確かめてから、恭平は踵を返した。
自分の寝床へと向かって、歩き出す。
「……アトリエで待つ、と伝えておけ」
背中ごしに男へと向けて放った言葉は、聞こえていただろうか。
将来の明るい話題――得意ではない。
だが、それを軽々しくあしらうほどに、無粋でもない。
今頃、あの娘は、遺跡の中で夜を迎えているのだろうか。
ふと思い――思ったことも忘れて、恭平は夜闇に紛れていった。
PR
- +TRACKBACK URL+