血の染み付いた手帳
しがない傭兵が偽りの島で過ごした日々の記録
(11/09)
(10/18)
(07/16)
(06/15)
(06/15) |
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02020520 | [PR] |
11091619 | ブログ移転しました。 |
07160137 | 8月広島オフ |
お疲れ様です。重ね重ね久々の更新ですみません。
八月に広島オフを予定しております。
主催者はラズ(1194)さん、デストミー(886)さん、それから私。
詳細は話し合い中です。ここでは仮の報告までに。
地方ですから、参加できる方も限られると思いますが、
ぜひ多くの方に参加いただき、楽しんでいただけたらと思います。
以上、中身でした。
日記のログ等はまた纏めてあげます。
そのうちに手直しするか、書き直したいところですが、時間が取れません。
夏ですね。学生の皆さんはおおいに遊んでください。
それでは。
八月に広島オフを予定しております。
主催者はラズ(1194)さん、デストミー(886)さん、それから私。
詳細は話し合い中です。ここでは仮の報告までに。
地方ですから、参加できる方も限られると思いますが、
ぜひ多くの方に参加いただき、楽しんでいただけたらと思います。
以上、中身でした。
日記のログ等はまた纏めてあげます。
そのうちに手直しするか、書き直したいところですが、時間が取れません。
夏ですね。学生の皆さんはおおいに遊んでください。
それでは。
06151952 | Day43 -雑記- |
06120143 | Day43 -ファンシーボム- |
05240334 | DAy?? -麦酒の泡と消えて- |
フォウトさんと、イルさんと、楽しい時間を過ごしてきました。
イメージ図は此方を参照に。
美味しゅうございました、また機会がありましたら、ぜひ。
-ⅰ-
「……」
「恭平さん」
呼ばれて、傭兵は振り返った。
「こちらです」
馴染みの女傭兵が、革の鞄を手に立っている。
「……とてつもない、人ごみだな。待たせた」
「もう少し、場所を詳細に説明すべきでしたね。すみません」
休日の遺跡外――町は人々でごった返していた。
待ち合わせ場所に指定されたオブジェも、人の群に埋もれている。
「かまわん。下調べをしなかった俺にも非があるからな」
生真面目に謝る女傭兵に、傭兵は苦笑してみせた。
その様子に、女傭兵がほっと息を吐く。
「人ごみは、苦手でな。……俺たちだけか?」
「いえ――あと、イルさんがいらっしゃる予定なのですが」
傭兵の問いかけに、女傭兵が答える。
懐中時計を開き、時刻を確認した。
「どうも、遅れているようです」
待ち合わせの時刻は、少し過ぎている。
「イルか……獣人の貴族だったか」
「ええ、素晴らしい方ですよ」
「それで、全てか?」
再度、確認するように傭兵が問うた。
「それが、ティカさんも来たがったのですが……」
「ティカが、か?」
すでに夜の刻――子供が出歩く時間ではない。
「あの方は、けっこう飲まれますからね」
「そうだったな……」
火と花と、森の宴を思い出す。
あの子供は、大人が負けるほどに、呑んでいたような気がする。
「それで、来たがったのですが――ホマレさんと、マツリさんに止められたようです。
私としては、少しホッとしています」
「……さすがに、街中では、な」
遺跡の中でなら、蛇の道は蛇――細かなことを気にしない傭兵たちである。
しかし、遺跡外のような衆目のある場所では、それがトラブルを招くこともある。
「残念ですが、今夜は我慢していただくほかはないでしょう」
「……ああ。どうやら、待ち人も来たようだ」
会話を切り上げ、路地のひとつの示す。
街灯に照らされて、白い毛並みの獣人が浮き上がってきた。
「……すみません。道に迷ってしまいました……」
「こちらこそ、詳細な地図を用意すべきでした」
しきりに謝罪する犬人に、女傭兵は頭を下げる。
「揃ったのだからよしとしよう――フォウト、案内してくれ」
「そうですね……申し訳ないのですが、寄り道をしてもよろしいでしょうか?」
女傭兵は、確認するように二人の顔を見る。
「……私は、かまいませんけれど」
「好きにしろ」
即座に返答がある。
「申し訳ありません。珈琲豆を切らしてしまいまして」
「なに、もののついでだ。……かまわんさ」
傭兵が追うように頷く。
「ありがとうございます。では、こちらへ」
歩き出した女傭兵について、二人も歩き出した。
イメージ図は此方を参照に。
美味しゅうございました、また機会がありましたら、ぜひ。
-ⅰ-
「……」
「恭平さん」
呼ばれて、傭兵は振り返った。
「こちらです」
馴染みの女傭兵が、革の鞄を手に立っている。
「……とてつもない、人ごみだな。待たせた」
「もう少し、場所を詳細に説明すべきでしたね。すみません」
休日の遺跡外――町は人々でごった返していた。
待ち合わせ場所に指定されたオブジェも、人の群に埋もれている。
「かまわん。下調べをしなかった俺にも非があるからな」
生真面目に謝る女傭兵に、傭兵は苦笑してみせた。
その様子に、女傭兵がほっと息を吐く。
「人ごみは、苦手でな。……俺たちだけか?」
「いえ――あと、イルさんがいらっしゃる予定なのですが」
傭兵の問いかけに、女傭兵が答える。
懐中時計を開き、時刻を確認した。
「どうも、遅れているようです」
待ち合わせの時刻は、少し過ぎている。
「イルか……獣人の貴族だったか」
「ええ、素晴らしい方ですよ」
「それで、全てか?」
再度、確認するように傭兵が問うた。
「それが、ティカさんも来たがったのですが……」
「ティカが、か?」
すでに夜の刻――子供が出歩く時間ではない。
「あの方は、けっこう飲まれますからね」
「そうだったな……」
火と花と、森の宴を思い出す。
あの子供は、大人が負けるほどに、呑んでいたような気がする。
「それで、来たがったのですが――ホマレさんと、マツリさんに止められたようです。
私としては、少しホッとしています」
「……さすがに、街中では、な」
遺跡の中でなら、蛇の道は蛇――細かなことを気にしない傭兵たちである。
しかし、遺跡外のような衆目のある場所では、それがトラブルを招くこともある。
「残念ですが、今夜は我慢していただくほかはないでしょう」
「……ああ。どうやら、待ち人も来たようだ」
会話を切り上げ、路地のひとつの示す。
街灯に照らされて、白い毛並みの獣人が浮き上がってきた。
「……すみません。道に迷ってしまいました……」
「こちらこそ、詳細な地図を用意すべきでした」
しきりに謝罪する犬人に、女傭兵は頭を下げる。
「揃ったのだからよしとしよう――フォウト、案内してくれ」
「そうですね……申し訳ないのですが、寄り道をしてもよろしいでしょうか?」
女傭兵は、確認するように二人の顔を見る。
「……私は、かまいませんけれど」
「好きにしろ」
即座に返答がある。
「申し訳ありません。珈琲豆を切らしてしまいまして」
「なに、もののついでだ。……かまわんさ」
傭兵が追うように頷く。
「ありがとうございます。では、こちらへ」
歩き出した女傭兵について、二人も歩き出した。